オルカンとS&P500どっち?両方買うのはアリか、オルカンを選んだ会社員の結論【2026年】

読了目安:約12分

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。

✅ こんな人におすすめ

  • 新NISAでオルカンとS&P500のどちらを買うか迷っている方
  • 「両方買えばいいのでは?」と考えている方
  • 2つの中身がどれくらい違うのか知りたい方
  • 過去のリターンや信託報酬の差が気になる方
  • 制度の比較より「実際に選んだ人の理由」を知りたい方

新NISAで積立を始めるとき、ほぼ全員がぶつかるのが「オルカンとS&P500、どっちにするか」問題です。私も2年前、最後の最後までこの2つで迷いました。

結論から書くと、私は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=オルカン」を選び、月3万円を2年4ヶ月積み立てて元本84万円が約110万円になっています。ただ、これは「オルカンが正解でS&P500が不正解」という話ではありません。

この記事では、2つの中身の違い・過去リターン・信託報酬を整理したうえで、よく聞かれる「両方買うのはアリか」にも、数字を見ながら正直に答えます。最後に、私がオルカンを選んだ理由も書きます。

※この記事は投資の勧誘・助言を目的としたものではありません。投資は自己判断・自己責任でお願いします。

📋 この記事でわかること

  • オルカンとS&P500の違い(実は中身が半分重なっている)
  • 過去リターンの差と、それでもオルカンを選んだ理由
  • 「両方買う」がおすすめしにくい具体的な理由
  • 信託報酬の差は気にすべきか(結論:誤差レベル)
  • タイプ別の選び方と、迷ったときの考え方

オルカンとS&P500の違い【実は中身が半分重なっている】

オルカンとS&P500の違い【実は中身が半分重なっている】のイメージ図

まず2つの基本的な違いを整理します。名前から「全世界 vs 米国」の対決に見えますが、中身はかなり近いです。

📱 スクロールできます

項目オルカン(全世界株式)S&P500(米国株式)
投資先世界47ヶ国・約3,000銘柄米国の主要約500社
米国の比率約6割(残り4割が日欧・新興国)100%
信託報酬(年)0.05775%0.08140%
分散の広さこれ1本で世界全体米国に集中
値動きの傾向S&P500に近い(米国比率が高いため)米国経済に直結

ここで一番大事なポイントは、オルカンの約6割が米国株だということです。さらに、オルカンの中にはS&P500の構成銘柄の多くが含まれており、オルカンの中身の約半分はS&P500と重なっています

つまり「全世界か、米国か」という大きな対決に見えて、実際は「米国6割+その他4割」か「米国100%」かの違い。残り4割(日本・欧州・新興国)をどう考えるかが、選択の本質です。

KK

私も最初は「全世界 vs アメリカ」の大きな選択だと思っていました。でも中身を見たら、オルカンの6割が米国株。「そんなに変わらないのでは?」と感じたのが、考え方を整理する出発点でした。

過去リターンはS&P500が上だった。それでもオルカンを選んだ理由

過去リターンはS&P500が上だった。それでもオルカンを選んだ理由のイメージ図

正直に書きます。過去のリターンでいえば、ここ10年ほどはS&P500の方がオルカンを上回ってきました。米国経済が世界をけん引してきたので、米国100%のS&P500の方が成績が良かったのは事実です。

それでも私がオルカンを選んだのは、次の3つの理由でした。

  1. 「次の10年も米国が世界の中心か」を自分には判断できない:過去がそうでも、未来を予測できる自信がなかった。判断できないなら、世界全体に分けておく方が後悔が少ないと考えました
  2. オルカンでも米国の成長は6割享受できる:米国が伸びればオルカンも伸びる。米国一強が続くなら取りこぼしは4割分だけで、それは「保険料」だと割り切れた
  3. 値下がり局面で握り続けられる安心感:2025年春に世界株が大きく下がり、一時20%以上の含み損になりました。そのとき「世界中に分散している」という事実が、売らずに持ち続ける心の支えになりました

逆に「米国の成長を信じ切れる」「過去の実績を重視したい」人にはS&P500も十分合理的です。どちらも長期積立の定番で、優劣ではなく考え方の違いだと思っています。

私がオルカンを月3万円で積み立てている具体的な手順は、別記事にまとめています。

新NISAの始め方【楽天証券×オルカン月3万円】2年続けて110万円になった全手順

楽天証券で口座開設(無料)

KK

2025年春の含み損は本当にこたえました。それでも売らずに済んだのは「世界全体を持っている」という分散の安心感が大きかったです。リターンの数字以上に、続けられるかどうかが私には重要でした。

「両方買う」はアリ?おすすめしにくい理由

検索でよく見かけるのが「オルカンとS&P500を両方買う」という選択です。一見、分散が効いて良さそうに思えますが、私は基本的にはおすすめしません。理由は中身の重複にあります。

先に書いたとおり、オルカンの約6割は米国株です。ここにS&P500(米国100%)を足すと、ポートフォリオ全体では米国の比率がさらに高くなります。

📱 スクロールできます

買い方実際の米国比率(ざっくり)結果
オルカンのみ約60%世界全体に分散
オルカン+S&P500を半々約80%かなり米国寄りに
S&P500のみ100%米国集中

つまり「分散のつもりで両方買う」と、実際には米国の比率が中途半端に上がるだけで、思っているほど分散効果は増えません。それなら、

  • 世界に分散したい → オルカン1本
  • 米国に賭けたい → S&P500 1本

と、どちらか1本に決める方がシンプルで管理もラクです。複数持つと値動きの確認も手間が増え、判断疲れの原因になります。私は「1本に絞る」と決めてから、毎月の値動きに振り回されなくなりました。

※もちろん「米国を厚めにしつつ世界も持ちたい」という明確な意図があって比率を調整するなら、両方持つ選択も否定はしません。大事なのは「なんとなく不安だから両方」にしないことです。

KK

「両方買えば安心」と思いがちですが、中身が重なっているので分散効果は思ったほど増えません。私は「迷うならオルカン1本」で十分だと考えています。シンプルが一番続きます。

信託報酬の差は気にすべき?【結論:誤差レベル】

コストの差も気になるところです。2026年時点の信託報酬は、オルカンが年0.05775%、S&P500(eMAXIS Slim米国株式)が年0.08140%です。

差は年0.02365%。100万円を運用しても年間で約237円の差です。どちらも業界最低水準で、この差で選ぶ意味はほとんどありません。

コストよりも、「どちらの中身に長く積み立てたいか」で選ぶ方が本質的です。信託報酬は両方とも十分に低いので、安心して選んで大丈夫です。

タイプ別の選び方【迷ったときの考え方】

最後に、考え方のヒントとしてタイプ別に整理します。あくまで目安で、正解は一つではありません。

  • とにかく迷う・投資は初めて:オルカン1本。世界全体に分散でき、銘柄選びを後悔しにくい
  • 米国経済の成長を信じている:S&P500 1本。過去の実績重視ならこちら
  • 若くて長期で運用できる(20〜30代):どちらでもOK。続けやすい方を1本選ぶのが最優先
  • 値下がりに不安が強い:分散の広いオルカンの方が、握り続けやすい人が多い

共通して言えるのは、銘柄選びより「決めたら長く続けること」がはるかに重要だということ。途中でコロコロ変えると積み上げが分散して効率が落ちます。最初に1本決めて、淡々と続けるのが王道です。

2年積み立てた実際の記録(運用画面のスクショつき)は、こちらで公開しています。

新NISA2年で84万→110万に【月3万積立の記録】

KK

「どっちが正解か」を完璧に決めようとすると、いつまでも始められません。私は「判断できないからオルカン」で踏ん切りをつけました。続けるうちに、選択そのものより継続が大事だと実感しています。

よくある質問

Q. オルカンとS&P500、結局どっちが人気ですか?

どちらも新NISAで非常に人気の銘柄で、上位を争っています。オルカンは2026年時点で純資産が約4.8兆円規模まで成長し、全世界に分散できる手軽さから「迷ったらこれ」という位置づけで選ばれています。S&P500も米国の成長を取り込みたい層に根強い人気です。人気で選ぶより、自分の考え方に合う方を選ぶのが大切です。

Q. 両方買う場合の割合はどうすればいいですか?

明確な意図(米国を厚めにしたい等)がある場合に限ります。たとえば「米国比率を7〜8割にしたい」ならオルカンとS&P500を組み合わせる方法もありますが、中身が重複するため管理が複雑になります。特にこだわりがなければ、オルカン1本かS&P500 1本に絞る方がシンプルです。

Q. 途中でオルカンからS&P500(またはその逆)に変更できますか?

新しい積立設定を変更すれば、翌月以降の買付銘柄を変えられます。ただし、すでに積み立てた分はそのまま保有が基本です。頻繁に変えると積み上げが分散して非効率なので、変更は慎重に。私は「最初に決めたら原則変えない」方針で続けています。

Q. 為替リスクはどちらが大きいですか?

どちらも外国株が中心なので、円高になると評価額が下がる為替リスクがあります。S&P500は100%米ドル資産、オルカンは約6割が米国(ドル)でその他通貨も含むため、わずかにオルカンの方が通貨が分散されます。ただし差は小さく、長期積立では為替も平準化されていくため、過度に気にする必要はありません。

Q. 信託報酬以外にコストはかかりますか?

投資信託には信託報酬のほかに、運用にかかる実質コスト(売買委託手数料など)が少しかかりますが、オルカン・S&P500ともに業界最低水準です。新NISAのつみたて投資枠で買えば、購入時手数料も無料です。コスト面で大きな差はありません。

Q. オルカンとS&P500はどこで買えますか?

楽天証券・SBI証券など主要なネット証券で、新NISAのつみたて投資枠から購入できます。楽天証券なら楽天カードのクレカ積立でポイントも貯まります。すでに使っている経済圏に合わせて証券会社を選ぶのがシンプルです。

まとめ

オルカンとS&P500、どっちを選ぶべきかを整理してきました。最後に要点をまとめます。

  • 中身は半分重なっている:オルカンの約6割は米国株。対決というより「米国6割+他4割」か「米国100%」かの違い
  • 過去リターンはS&P500が上:ただし未来は誰にも読めない。判断できないなら分散のオルカン
  • 「両方買う」は基本おすすめしにくい:重複で米国比率が中途半端に上がるだけ。どちらか1本が無難
  • 信託報酬の差は誤差レベル:100万円で年約237円。コストで選ぶ意味は薄い
  • 一番大事なのは継続:銘柄選びより「決めたら長く続ける」こと

私自身は「未来を予測できないから世界全体に分けておく」という理由でオルカンを選びました。でもS&P500を選ぶ人の考え方も十分理解できます。正解は一つではなく、自分が納得して長く続けられる方が正解です。迷っているなら、まず少額で1本を始めてみてください。

※投資には元本割れのリスクがあります。本記事の内容は個人の体験・2026年5月時点の情報に基づくもので、将来の運用成果を保証するものではありません。投資は余裕資金の範囲で、自己責任でお願いします。

KK

2年積み立ててみて思うのは、オルカンでもS&P500でも「続けた人が結果を出している」ということ。完璧な選択を探すより、まず1本決めて始める方がずっと大事でした。

楽天証券で口座開設(無料)

著者 K のアバター

この記事を書いた人

K

30代会社員ブロガー・投資歴5年

固定費削減と新NISAで資産形成中。楽天経済圏・クレカ・AI活用をリアルな体験ベースで発信しています。「知ってるだけで得すること」を正直に書くのがモットー。

この記事をシェア